エディ ジョーンズはすごいと思った。もちろん高校生たちががんばったんだけど、たった数日間レッスンをしただけで高校ラグビーの東京代表にしてしまったんだから。
\木曜10時/
【いい練習が 奇跡を必然に変える #ラグビー】
今回の最強コーチは #RWC2019 イングランド代表監督の #エディー・ジョーンズ!日本一を目指す高校生達。僅か5日で格上の大学生と勝負することになったが…「#奇跡のレッスン」#Eテレ
10月31日(木)夜10時https://t.co/l5ns1RhlKB pic.twitter.com/5nVtjgxCqV— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) October 29, 2019
レッスンを受けたのは、我が家から程近い目黒学院のラグビー部。
最初、双方が自己紹介をし合ってる様子を見て、体育会の強豪校なのにおとなしい子達だなと思った。礼儀正しさや謙虚さは教育されててきちんとしているんだけど、全国優勝を目指していると言うわりにアグレッシブさを感じない。あいさつの声も小さいし。最近の子はこうなのかなとかラグビー部はそういう傾向なのかなと。
それではやはりダメらしく、エディはチームに「口どこにあるの?」と日本語でw 指導を聞いていなかった子には「脳みそある?家に帰ったら探して。みんな手伝ってね」と。外国語が流暢でない人の言葉って配慮がないからきついのよね。でも、エディのすごいところはその次に出た。
「でも、君は今日一番いいタックルしてたね」 ダメなところは厳しく指摘するけど、良いところも見逃さないで褒める。子供じゃ傷つくよなと思ったけど、みんな素直に指導を聞いてプレーがどんどん良くなっていった。
「ボールを欲しがっていない」「控えチームはレギュラーチームに勝ちたいと思っていない」「なぜジョギングしてた?苦しい時こそチームのために走れ」「いいぞ、いいディフェンスだ」「グッジョブ!」「寝食を共にするのは日本チームの文化だね」。
こんな感じの飴と鞭がいい。昔は練習中にチームメイトと話す=無駄話と見なされてる感じがあったからな。今でも日本はクリエイティビティが育つ環境じゃないし。だから、このチームが教えられたことを忠実にこなしながら、自分たちで考えてうまくなっていったのがすごくよかった。
あと、よく知られているとおりエディはデータ分析と解決策のプランニング能力がすごかった。最後の専修大との試合中に突破口を見出し、的確な指示をして成果を出した。さすがだな〜。データ分析も日本が弱いところだから、もっと見習わないとこの先いろいろな競技でつらいと私は思うよ。
一番心に残ったのは「最初と最後の1分は全力で」という言葉。ラグビーって時計上で試合時間が終わっていても攻撃が終わるまで笛はならないんだって。知らなかった。時間で切られるスポーツをしたことはないけど、テニスでもその心意気は使えるなと思った。
昨日、再放送を観た。その前もみていたので、内容はわかっていたが、改めて、エディーの指導力、観察力がすごいと再認識させられた。「言葉の力」大切にしたい。
同じ物を複数回観ると違いますよね。今回のワールドカップを見ていてもエディは本当にすごいんだなと思いました!