テニス以外

BS1の『ナイキを育てた男たち』を観た

番組表を出した時に偶然発見して観ることができた。

以前ナイキを創った男 フィル ナイトの自伝『シュードッグ』を読んだで、登場人物の誰もが魅力的だと書いた。彼らがどんな顔をしているのか、まだ生きているのか、今何をしているのか、読みながらワクワクして思いを巡らせたのね。でも、本の中以上の情報が見つからなくて諦めた。みんな一般人だし。この番組は、まだ存命中の登場人物にインタビューしたもの。

毎週毎週手紙を書きまくってフィルを困らせたジェフや、優秀な走り幅跳びの選手だったのに事故で車椅子になってしまったボブ。創業メンバーの彼らが元気で幸せにしている姿を見られてよかった。創業時のオフィスのような隙間風をバーの騒音に悩まされるような場所で暮らしていなくてよかった。当たり前だけど、なんとなく。

そして、資金面でのキーマンと言える日商岩井の2人を見られてうれしかった。まずはスメラギさん。とても人柄がよくて、ナイキの前身であるブルーリボン社のメンバーにも家族のように思われていたという日本人。皇さんなんてやんごとない苗字は聞いたことがないから本当にいるか疑ったりもしたくらい。でもいたの。75歳になられて、町田在住らしい。次に、フィル ナイトにアイスマンと恐れられていた財務部長のミスターイトーさん。彼は銀行がナイキへの資金援助を拒否した時に、ナイキの負債を一括返済した人。

二人ともおじいちゃんになってたけど、ナイキの将来性を信じて支えたんだよね。ナイキへの請求書を送り忘れたふりをしたり、独断で1億円以上の借金を肩代わりしちゃったり。現代社会では考えにくいことだし、当時だって会社員としてはありえないことだったんだろうけど、「こんなに将来性のある会社を潰そうとするなんてありえないと思っていた!」みたいなことを二人して言っていた。

フィルへのインタビューも30分だけ時間をもらえたようで、例の本をフィルから送られた皇さんがコメントする映像を見るシーンがあった。「孫たちに自分はあのナイキの創業を手伝ったんだよと伝えたい」と言う画面の向こうの皇さんを観て、フィルは「これはいいね、いいね」と喜びながら目に涙を浮かべてた。

これなんだろうな。強烈なオーラとやる気で爆走しながらも、感動して素直に泣いてしまうところ。シューズへの情熱が半端ないこともそうだけど、スポーツが大好きだろうし、陸上選手時代に勝利や達成感、敗北をシンプルにいっぱい経験していることもあってか感動屋さんなんだと思う。こういう人間性にも惹かれて、周りが手を貸してくれたんだろうな。


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