女性コーチの需要
そういえば、テニスコーチも男性が多い。皆さんのところはどうですか?
そして、そんな少数の女性コーチのクラスは人気が微妙な気がしてる…。私も女性のコーチに習ったことはないし、テニスでもたまに振替やサポートで入る女性コーチにいいなと思う人はいなかった。
なのに、ここ5年の間に2人、いいなと思う女性コーチに会ったのです!
どちらの方も毎週レッスンを受けられる人ではなく、そのうちの一人の方はたまたま知り合いに誘われて行った練習会でお会いしたレベル。特に思ったのは、女性は女性コーチに見てもらう機会がある方がいいのではないかということ。
その理由は以下2つ。
女性に伝わりやすい表現
男性コーチは野球
男性コーチが使う例え第一位は「野球」。サーブの時の腕と手首、ボレー、脚の使い方。全部を野球で言い換えようとする人がとても多い。私のところは、私以外全員男性だからそれでいいのかもだけど、思うのですよ。
野球したことない。
女性コーチは家の物事
その点、女性コーチは野球を例にしない。
初心者でおばテニスタイルのおばちゃん達の集いに混ぜてもらった時、前出のコーチのひとりがレッスンをしていた。決めるボレー、つなぐボレー、ドロップとネットプレーを教えてもらう。
「決める時はトマトをベシャッと叩き潰す感じ」
「つなぐ時とドロップショットは潰しちゃダメ。特にドロップはトマトが傷つかないように相手のコートに置いて」
これを聞いた時、いいなと思った。“包丁の握り方”みたいなのもわかりやすい。
あとサーブ。コーチはおばちゃん達にラケットダウンをさせたかったらしく、簡単にできるようにこう言った。
「孫の手で背中をかく姿勢から始めて!」
孫の手ってw 私でギリギリでわかるくらいじゃないかな?子供の頃、かろうじて祖母の家にあったわ。想像できると思うけど、コーチは歳が上の方。おばちゃん達はもっと上だからわかりやすかったみたい。ガンガン練習してた。
女性のからだを理解したコツ伝授
男性コーチもやりたいこととかフォームの修正なんかをアドバイスしてくれるけど、試したところで変化が起こらないことがある。そういう時は女性コーチに聞いてみるのがいい。
男と女では骨も筋肉も腱も違う。例えば、男性は両足のかかとを地面につけてかがめない人が多いでしょ。あれは腱の違いらしく、いくらがんばってもきっとできない。それと同じだろうな。
女性コーチは女性のからだを理解したうえで、どうする必要があるのかを教えてくれるのですよ。毎回これまで一度も言われたことがない改善のコツを教えてくれるのでうれしくてたまりません。
「そこ!?」と思う。で、言われたとおりにするといい感じ。すごいなー。
ということで、私はたまに女性コーチに打ってもらって、鬼のようなダメ出しをされています。
そもそもテニススクール会員の男女比はどんな感じなんだろう。サラリーマンタイムだと圧倒的に男性が多いけど、昼間は女性の方が多そう。異なる層の生徒の相手をするのも大変だなと思います。
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