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1996年ウィンブルドン準決勝 グラフ対伊達戦をまた観た

1996年の7月4〜5日だったんだね。

今朝テレビで放送されてから観てみた。何回目かな。でも観る度に新鮮な発見があるから不思議。今回私が気になったことをいろいろ。

エレッセウェアが素敵

スコートがきれい。ラップスカートスタイルはこの時代によく見たと思う。プリーツの入り方もきれい。グラフと伊達さんが似合う脚をしてるのもあるけど、この時のウェアの方がいいな。今のエレッセはハードなスポーツ用のウェアと遊びテニスの中途半端。

この時代のテニスはアクセサリーもきちんとつけてて本当にきれい。当時もおばテニの覆面おばちゃんとかいたのかな?

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今もしてるおばちゃんをたまに見る。昔のスコートは今のとアンダースコートが違ったから、ボールを入れるところがなかったんですよね。ウエストも伸びないホックだったし。よくあんなのでテニスできたなと。肉がなかったのかも。

ちなみにグラフはボール一個で、ボールパーソンにもらってた。

シューズはダサい

ここ何年か流行ってたダッドシューズのオリジナル時代だけど、シューズがかっこ悪い〜。

こういう↑ボリュームがあるタイプの靴。伊達さんのナイキが特にいまいち。グラフのアディダスは今のよりすっきりしてていい気がする。完全に個人的な感想です。

懐かしいピン留め

こういうの↓ あったー。呼び方はパッチン留めだったかな。しかもこんなに高かった?忘れたわ。

伊達さんのテクニック

ライジングがすごいのはそのとおりだけど、ライジングからのプレイスメントがエグい。なのに現代の人みたいに暑苦しくなく、涼しそうにプレーなのがいい。読みが早くて、グラフを逆に走らせるとかどんだけ〜と思った。

リターンもうまい。伊達さんの後ろのカメラからの映像が見応えあった。あとはネットプレーが多い。背が低くて足が遅いと男子選手のように前に出るのは難しいと思ってたけど、読みでカバーしている感じ。グングン前に出てた。

それと、伊達さんは集中力が切れてる時間がはっきりわかるよね。それでも逆転してくるから相手はさぞ嫌だったろうなと思った。

サーブ

ふたりとも平均130キロ台らしい。たまにグラフが150キロ出すのをわざわざ実況が言ってたくらい。グラフのサーブの脚は特徴あるよね。足を寄せる時にクロスさせる。右脚がよくフットフォルトしないなと感心した。

あと、コードボールでのインを大っぴらに喜ぶのも時代かな。

日没順延

この試合は、日没のため勝敗の決定が翌日に持ち越しになった訳だけど、改めて見るとまだ明るい。細かく決められてるんだろうね。だけど、この日のうちに終われたと思えて仕方がない。

解説

今でいう上から目線の解説は誰だろう?と思ったら、井上悦子さんという方。ごめんなさい。私存じておりません。だけど、世界ランク20位台まで行ったすごい方なんですね。お歳的にも伊達さんの先輩だろうし、お姉さんみたいな気持ちでの解説だったのだろうと思った。

ちなみに、この時の伊達さんのコーチは解説でおなじみの坂井利郎さんだそうです。

スタンドからは日本語の「がんばれ〜」が結構聞こえていて、皆さん結構観戦に行っていたんだなと思った。

勝っていたら…

すごかったろうな。引退の時のインタビューでは伊達さんが「決勝はアランチャ サンチェス ビカリオだったから、きっと負けてた」と言うのに対し、浅越しのぶさんが「芝なら勝ててた」と返してた。“もし”はないけど、やっぱり観てみたかったなと思う。

コロナで新しい番組を作れていないのか、最近懐かしの試合番組が多いけどいいですね。できれば本人の解説をついたものを観てみたい。

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