ヘッド グラビティ S 2021を試した

続く軽量ラケット調査はグラビティ。登場時に少し打った時はピンと来なかったけど、コーチに合いそうと言われたので打ってみた。残念ながら2023は試打ラケットがなかったので前のバージョン。ついでにフェイス100、重さ280、厚さ22のMP LITEもなくて。とりあえずとSを試してみた。

▶︎フェイス:104
▶︎バランス:325
▶︎重さ:285
▶︎厚さ:24
▶︎テニスウェアハウスのStiffness:61
▶︎ガット:ヘッドのシンセティックガット PPSという廃盤品を48ポンド
▶︎ストリングパターン:メイン16 x クロス20

このラケットはストリングパターンが16×20という未知のタイプ。ガットはエクストリームと同じように昨年十月に貼られたヨレヨレガットだった。

まずは見た目。フェイスはトップが大きめのラウンドに見えるのだけど、メーカー定義はボックスなのでしょうか?ぬらりひょんタイプじゃないですか?パワーとスピンが特徴なタイプ。裏表で色が違うことも珍しい。それぞれの面のグラデーションがきれいだと思った。

次に打ち心地。『Massive Sweetspot』を謳っているとおり、スイートスポットがとても大きく感じた。打った感覚があまりない。ガットが新しいか古いかすら気づかない気がする。エクストリームも同じ感じだったから、ヘッドはこういうラケットなのかなと想像した。または時代の変化。

ラケットのど真ん中で打つような正確さよりも、どこに当たろうがおかまいなしに全力で叩くことが主流なのかなと思う。だって、試合中の選手の表情は全力以外なんでもないし、ラケットは繊細の反対をいく仕様の方が若い選手に人気だから。

日本の一般人の間では「全力はありえない。試合では60-70%で打つ」とよく聞くけれど、それはもう過去の話なのかもね。たまに遭遇するバカ打ちさんではなくて、全力とコントロールを合わせもつストローク力。それ、私もほしいです。

エクストリームとは違い、このラケットはいきなり試合で使えそうだと思った。いつもよりかなり大きなフェイスだけど振りやすい。フェイスが丸いからスピン系かと思ったら、そこまでではない感じだった。それでもいい感じに返るし、凡ミスが大量発生することもない。フラットで当てるとものすごいスピード球が返るのも面白かった。

これといった特徴は見つからないのが特徴だと思った。そういうラケットの方が長く使う気がするし、どのラケットからでも移行が楽な理由かもしれない。サーブが打ちやすいところも安心できる。このシリーズのラケットは初心者も含めて誰でも使えそうです。

ということで、エクストリームと比較するならば、軍配はグラビティ。グラビティなら発売されたばかりのモデルを使いたいし、フェイス100で22mmのタイプにしたい。あとはMPか MP Lかも微妙。グラビティはMPが295gで、MP Lが280gだった。この重さ設定は絶妙なのか微妙なのか。この際、二本そろえずスペック違いを買ってみてもいい気がしてる。

他には何があるだろう。軽量ラケットは特徴をはっきりと把握できないので数を打ってみたいと思っている。でないと、このラケットで勝った負けたというただの印象で良し悪しを決めてしまいそう。次は何を打とうかな。今使っているラケットを合間に使いながら、探ってみたい。

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