キキ バーテンズの不思議な感覚
今日も勝った。勝利インタビューが始まってもまったく内容がわからず、自分の英語力の無さに焦ったらインタビュアーの言葉もわからなかった。フランス語でもドイツ語でもないし何語?と思って調べたら、Libema openってオランダなのね。一時期オランダ語のベルギー人ばかりと仕事をしてて判別はできたんだけど、もうさっぱりだわ。
で、キキさんです。日本のメディアにはバーテンズと書いてあるんだけど、実況ではベルテンスって聞こえる。ランキングを着実に上げてて、今は4位。すごいね。芝に入って彼女の試合を観ていたら、不思議な魅力を感じてしまって終了まで観てしまった。で、今日は寝不足で辛かったわ。
なぜかと言うと…。
彼女はオランダの選手で、さすが長身の国だけあって182cmもあるのね。筋肉が多くて、がっしり体型。にも関わらず動きがフワフワ軽くて、スイングも小さく軽くゆったりで、なんだか妖精みたいなのです。ブロンドだからかな?ストロークにもサーブにもフォームに特徴があって滑らかではないんだけど、なぜか観ていて心地良い。
特に私が好きなのは、リターンで構えてから打つまでの揺ら揺ら。あとサーブで地面にボールを突く〜トスアップまでにする上下への小刻みな揺ら揺ら。ワイドに振られた時の切り返しも好き。なんだか彼女の周りには違う時間の流れがあるように見えるのです。
彼女を素敵だなと思ったのはもう一つ。
この日は1セット目1-5という厳しいスタートだったんだけど、キキさんは難しい状態にある時に笑顔が出るのね。最初の写真もダメなミスをした後。オンコートコーチングの時なんて、アドバイスを聞いている間はコーチ共々厳しい顔をしてたのに、タイムが終わりに近づくと笑顔になって歯を見せて笑ってコートに戻っていった。なんでよ。で、しっかり第1シードの務めを果たして逆転のストレート勝ち。私も気分良かったわ。
日本だと彼女みたいなドイツやオランダ人っぽい顔立ちはかわいいと言われないだろうけど、彼女の表情はとてもキュート。ウェアもすっきりしていていいね。
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