この春にWOWOWで始まったマイケル チャンの番組がなかなか興味深かった。
🇯🇵錦織コーチ「🇺🇸マイケル・チャンのテニス塾」
🎾テクニックから💥メンタルの強化法までテニスの神髄を伝授👍https://t.co/C88yPxzXX4 pic.twitter.com/fgbdRBO7Dz— tennis365.net テニス365 (@tennis365) March 17, 2017
年始のとんねるずの番組に出ているから、彼のユーモアのセンスやいい人っぷりはテニス好きでない日本人にもすっかりおなじみ。そうした人間的な魅力に加えて、この番組では選手そして指導者としての彼の魅力を知ることができた。全8回。
内容
- シンプルストローク
- 一貫性
- パワー
- スピン
- ネットプレー
- サーブ
- 戦略・戦術
- 意識
どの回も基本なんだけど、チャン自身が実演するからか、すぐに試したくなったり役立つことが必ずあった。たぶんレベルを問わず楽しめると思う。チャンって教え方うまい。
最終回の「意識」なんて、ポイントを取った時と失った時の気のもちようのお手本だったんだけど、それも当然チャンが自らコート内で実演したのね。チャンって常にポジティブで情熱的だった印象だから、ネガティブで自滅的な態度を取っているのがすごくおもしろかった。
現役時代の小ネタ
チャンの時代の選手たちの話も面白かった。少しの差で対戦できなかったボルグに対して
「大好きだったから戦ってみたかったなぁ」
とか
「レンドルやマッケンローはとにかく負けず嫌い。オフコートで一緒にコーヒーを飲むなんてことすらありえない!」
と断言したり。
(一回で十分すごいけど)グランドスラムは一度しか獲れなかったし、差別的な扱いも受けただろうけど、現役時代は幸せだったんだなと思える発言ばかりでホンワカできた。
心からの言葉
一番心に残ったのは最後の回の「トップ選手は勝ちたいより、負けたくないという思いが強い」という言葉。最盛期の自分と錦織はどちらが強い?と聞かれて、いろいろ錦織を褒めて認めながらも、「サーブは絶対に自分の方がいいし、自分は誰よりも速く走れる」と言ってたわ。自分の方が強いってことね。この人も本当に負けず嫌いw
8回分貯め撮りらしく、チャンがもう使っていないバボラを使い続けてたのはご愛嬌。そもそもあんなに使ってたプリンスだって、あっさり離れたもんね。
出たばっかりの『【DVD付き】超一流のメンタル マイケル・チャンのテニス塾』を読みたくなった。