『杉村太蔵 毎トーへの道』は、いろいろ熱い試合だった

昨日の杉村太蔵さんの試合は大変おもしろかったです。

ブランクが長い、練習不足、減量してない、おまけに相手がシード選手とのことだったから、おそらくベーグル。数ゲーム取れればいいくらいかなと勝手に考えてました。で、やっぱり0-6。残念〜とお疲れ様の拍手をしようとしたところで、ベストオブ3セットマッチだったのを思い出した。いきなり猛暑のなか大変だな。

普段、国内の試合、しかも一般人も参加できるきちんとした試合はほとんど観ないけど、観た方がいいと思った。ぶっちゃけ夜にWOWOWで観たウィンブルドン、ジョコ前の女子シングルス1回戦よりずっとおもしろかったです。

現状では敵わないであろう相手だったけど、1本!1本!と自分を鼓舞し続けていたのが良かったですね。松岡修造さんのウィンブルドン風。練習の時にもらったアドバイス「ネガティブなことを独り言しない」をきちんと実践してました。こういう小さなことをきっちりやっていくのは本当に大事ですね。

サーブがうまいし、ボレーもうまい。ストロークはやっぱりきついのかなと思ったけど、ストローク戦の方がいいのでは?とも思った。あとは前のポイントを引きずらないのが強い人ならではかなと。伸び代しか感じない方ですね。来年に向けてもう10キロ体重を落として、精悍な姿を見られたらと思ってる。

一番感心したのは、二人とも当たり前にお行儀がいいところ。スポーツをする上での礼儀と常識を、子供の頃から身につける訓練をしてきてる。だからコート内での振る舞いが気持ち良かった。特に、お相手の安田さんがカメラ側のコートにいる時、ベースラインギリに落ちたボールを見送ってしまったポイントがあったけど、下々のセルフジャッジ戦なら100%打った側がアウトで失点させられるポイントだなと思った。

自分のジャッジはイモなのに相手のコートまでジャッジするのが日常茶飯事ですからね〜。スポーツ経験なしでテニスを始める中高年が多いから仕方ないと思うけど、仕方なくないと思ってる。教えたがりおじさんっていますけど、それのルール系の方に審判ボランティアでもしていただいたら矯正できそうです。

それと、40歳以上の試合を観て学んだこともあった。スキルや戦術はもちろんだけど、このレベルの方でも40歳を超えると足が攣る。そして攣っても勝つ。すごいです。私は足が攣ったことがないし、杉村さんのように膝に水が溜まったこともないのでどんな感じなのかわからない。今後そういうことがあるかもだから、知っておかないとと思った。

次回はダブルスも出てほしい。国体優勝した時のペアに毎トー挑戦を報告したら完全に人ごとだったと言ってたけど、そのペアで観たい。とりあえず猛烈にテニスをしたくなりました。

コメントを残す