ヘッドのスクアードを試した

試打したヘッドのラケットは295gでトップライト設計。柔らかい打感だが振動が気になる。フラットな球筋になるため…

head squared tennis racket

私にとってのヘッドは、どれを打っても決定打がなく永遠に使わないラケット。試打が置かれていたのと、雨ですぐに中止になりそうな日だったので、遊ぼうと思って借りてきた。どんなラケットか調べずに打ち始めたので、これを書く前にサイトも見た。ヘッド公式サイトとYouTubeと某インプレ店舗YouTube。それによると、このラケットのスペックと特徴は以下のとおり。

製品概要

スペック
フェイス:100
重さ:295g
バランス:295mm
ストリングスパターン:16x18

コンセプト
Squaredは2乗の意味で、パワーとコントロールと操作性を2乗で向上させるための新設計と新構造を採用している。
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そうだそうだ。すごくトップライトのラケットだった。

ここまでトップライトなラケットは初めて。どんな恩恵があるのか気になった。ただし今回は私がひととおり打った後、このラケットを気に入ったおじさまに取られてしまった。返却もお任せしたくらい。ヘッドのラケットを使う人も含めて皆が順番に試していたので、その意見をご参考までに。

気分が上がらないグレー

遠目にはグレーだけど、近くで見ると玉虫加工がされていて、見る角度によってピンクがかったり、緑や紫っぽかったりするのはきれい。おもしろいデザインだけど、気分が上がる色ではなかった。試した日の曇天そっくり。と小言が出た私に非ヘッド担当の男性コーチが「グリップテープを派手な色にするといい。ピンクとか」と言ってきた。確かに、良いアイデア。

試作品のようなグロメット

グロメットが半透明というか乳白色なのは今風なのか。特にスロート側のグロメットは形状も長方形の板1枚をペタッと貼り付けただけのように見えて試作品みたいに感じた。これはかっこいいのか。私には響かなかった。

なかなかの振動

ヘッド社員による説明動画を見たら、“デュアルチューブ構造というカーボンを二重にした作りが特徴、そのおかげで振動を感じない、優しいラケット”と言っていた。だけど、この日に試した全員の感想が「振動がすごい」。試す時には自前の振動止めを着けていた。振動はボロくなったガットのせいかもね。私は普段振動止めをつけないからか、このラケットが特別振動を感じるかはわからなかった。

柔らかい打感

打感については満場一致の意見。これもガットが影響していると思う。張られていたのはナイロンでローテンション。ヘッドの動画ではナイロンでもポリでも46ポンドで張っていたので、ヘッドは低めテンションで売りたいのだろうと思った。私はナイロンのぼんやりとした打感が好きではないし、どれを打っても柔らかいとぼんやりを感じるだけ。ポリだったらよかったのかもわからない。

ラケットヘッドが走らない

バランス295mmだから当たり前。ストロークとサーブの時、遠心力を使いたい私には物足りなかった。ラケットヘッドが走らないとスピードが出ないし、パワーが載せにくい。軽量ラケットで厚みもあるのでぶっ飛びそうだと思ったら、そこまででもなかった。「軽くてヘッドが走らないのを走らせようとして手でこねてしまった」という意見もあった。

反対にトップが軽いならボレーは楽なのでしょう。手でこねてしまう人の練習とか。ボレー主体の人には良さそう。反対にストロークとサーブが打てなかったら負ける人には合わない。

球筋はフラット

ラケットヘッドが走らないことに付随するデメリット、打球がフラット気味になる。というかフラット向き?形状もボックス寄りだから予想はできるか。厚みがまぁまぁあるから操作性も軽さ由来。ストロークもサーブもボレーもフラット。フラットが好きな方には良さそう。

ヘッド社員による、こんな人にオススメ

  • インドアカーペットのコートを使う人。振り遅れないから
  • セカンドがポ〜ンサーブの人。スクールダブルスなどでダブフォしてペアに迷惑をかけたくなく、入れに行く人。ゆるくスイングすればフラットで入れる
  • ベテランで295gでしんどくなってきた人。重さそのまま操作性がよい
  • ボレーの矯正用。練習以外では使い分けるなど
  • ジュニアの移行期。295gでもトップライトで振り抜き良く、優しい打感だから

まさかのインドアカーペット、セカンドサーブが羽子板の人がターゲットだった。日本独自モデルではないよね?グローバルでも似たような需要があるのかな。

ボレーの矯正用で使い分けるとか、ジュニアの移行期は私ならしない。その使い分けはコスパが悪いし、意味あります?ジュニアでうまくなりたいなら、黙ってアルカラスモデルから適した重量を使うのが最短距離。

そもそも、ヘッドのYouTubeに出ている社員さんのプレーがこのラケットのターゲット層と合っていないように感じた。いつものショップやコーチの方々とダブルスをしているYouTubeは打ち損じの嵐。超トップライト設計はうまい人でもタイミングを合わせるのが大変そうというデメリットを見せられたのはよかった。


ということで結論。

  • テニスをするのはスクールメインのクラブプレーヤー
  • ダブルス並行陣主体、ボレーが何より大事の方
  • デカラケを使った方が良いけど、まだそちらには行きたくない人

こんな人に合うと思います。またしても私に合うヘッドではなかった。残念。

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